我が心、本日も晴天なり

保守の補習時間

10分で読めるわらい話

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10分で読めるわらい話

熊谷多津子 選

学研(2012/07)

小学低~中学年を対象に、世界のわらい話を収録。ナスレッディン・ホジャのものは2話収録されています。

「うさぎのしるのしる」は、小学生にはちょっとレベルが高いかと思いますが、「この世のおわり」なら子ども心にも何か残るものがあるでしょう。

収録されている話は以下の通り。

 

楽しい吉四六さん

・べんとうがたがやす

・ねずみのほり物

へっこきよめさん

ゆかいなホジャおじさん

・うさぎのしるのしる

・この世のおわり

とらのいをかるきつね

中国のわらい話

・ないしょにしてくれ!

・鼻の白いねこ

・ぬすまれたくわ

落語の話

あたま山

日本のとんち話

・あまいどく

日本のむかし話

・ふるやのもり

インドのわらい話

・大きくなったおひめ様

ドイツのわらい話

・ほら男しゃくのぼうけん

ホジャの笑い話〈1〉トルコの民話

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ホジャの笑い話〈1〉トルコの民話

児島満子 児島和男 訳・再話

れんが書房新社(1997/03)

訳と再話の児島両氏は、ナスレッディン・ホジャに魅せられてトルコを訪れること複数回、現地のトルコ人にホジャについてのインタビューを行うなどして、ホジャ研究に努めておられます。

ホジャ話もトルコ語のものから翻訳。

ホジャ話の伝え方についてもご意見をお持ちで、本来ふたつの話をひとつにつなげた『ホジャどんのしっぺ返し』や、再話者独自の文章を追加した『天からふってきたお金』には批判的です。

この本が〈Ⅰ〉となっているのは、シリーズとして続ける意向だったようですが、今のところ続編は出ていないようです。

ホジャどんのしっぺ返し―トルコの民話

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ホジャどんのしっぺ返し―トルコの民話


 

ギュンセリ・オズギュル さいわ・え

ながた まちこ やく

ほるぷ出版(1983年)

 

 再話(※さいわ。伝承を現代向けなどに書き直すこと)を担当したギュンセリ・オズギュルは画家で、トルコ細密画(ミニアチュール)を学んだだけあって、この本でも細密画を思わせる素晴らしい絵によって、ホジャの名シーンが再現されています。額に入れて飾っておきたいと思わせるほど。

 お話は、「遠くのあかり」と「子どもを産んだ鍋」の二つを組み合わせてひとつにしたもの。どちらも鍋が出てくる話ですから、この組み合わせはなかなかのアイデアです。

 出版した「ほるぷ出版」は、世界の子供に良書を届けたいとの思いから、「ほるぷ国際児童図書選定顧問会議」を開き、

①絵本のテーマは、その国独自の文化・風土を直截に伝え、民族のもつエネルギーにみちた民話・昔話とする。

②その国のオリジナリティーを生かし、かつその創作活動へのはげましの意味から、作家・画家はその国の人達に依頼する。

ほるぷ出版は、その国の出版社と協力して、現地語版と同時に日本語版を刊行し、現地語版製作費の節減、援助を図る。

 などを企画概要としています。とても意義のある企画ですね。

 読者対象は「小学初級以上」。装丁は通常の絵本に準じた大判のハード・カバーです。情操教育に、ぜひおすすめします。

ナスレッディン ホジャ 202 小話集

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ナスレッディン ホジャ 202 小話集

 

 赤松 千里 訳

ORIENT PUBLICATION

 

 この本は日本の出版社ではなく、トルコのイスタンブールにある、ORIENT PUBLICATION から出版されたものです。

 活字は、一時代前の日本語ワード・プロセッサによるものと思われ、決して見栄えのよいものではなく、誤字も見受けられます。

 挿絵が多く、基本的に見開きの左にお話、右は一面挿絵、という構成になっています。

 装丁は弱く、つくりは書籍というよりも、「小学生算数ドリル」のようなもので、長期の使用には向かないつくりです。丁寧に扱わないといけません。

 収録は202話と多いこともあり、一話は短くなっています。不必要に話をふくらませたり、つけたしをしないことにより、むしろホジャ話のエッセンスがうまく伝わってきます。

 話中に出てくるトルコの文化/風習については、細かく簡単な注釈がつけられ、読者への配慮がなされています。

 読者の年齢やタイプにより、「何が面白いのかわからない」と思う話も少なくないでしょう。しかし、わからないなりに、「何かが刺激される」「どこか心に残る」と感じるのではないでしょうか。人は成長します。今はわからなくても、5年後、10年後には、「そういうことだったのか!」とわかる時が来るかもしれません。

 その時きっとホジャが、「おや、今頃わかりなすったのかね?」とにやりとしていることでしょう。

 

「日本国紀」の執筆過程を見る

百田尚樹氏が「日本国紀」を書こうと思ったきっかけは、2017年に行ったケント・ギルバート氏との対談だという。

2018-08-27 私が日本史を書く書くきっかけは、昨年のケント・ギルバートさんとの対談。 ケントさんの「アメリカの歴史教科書を学べば、子供たちはみんなアメリカが好きになります」という言葉を聞き、どうして日本にはそんな日本史の本がないのかと思ったが、そうか!私が書けばいいのか、と気付いた。

この執筆動機は10月末になってなぜかいったん変更されるが、

2018-10-29 私は日本という国に生まれ、この国で育てられました。 この国で教育を受け、多くの人たちに助けられ、様々な恩恵を受けて、大人になりました。 62歳になり、私はこの国に恩返ししたのだろうかと思い始めました。この豊かな国で、食べて寝るだけの人生ではなかったかと。 『日本国紀』執筆の動機です。

4日後には元の設定に戻っている。

2018-11-02 『日本国紀』執筆の動機は、昨年ケント・ギルバート氏と対談した時「米国の歴史教科書を学んだ子供たちは皆、アメリカが好きになり、誇りを感じます」という発言を聞いたことだ。 羨ましい!と思うと同時に、なぜ日本にはそんな本がないのだとガッカリしたが、次の瞬間、私が書けばいいのだと思った!

 「日本国紀」は執筆当初からの虎ノ門ニュースや百田氏のツイッターでの告知が多く、中でも編集を勤めた有本香氏とのツイッターでのやり取りが頻繁で、時に苦言を呈されるほどに繰り返された。その間のツイートはこちら。

作家・百田尚樹と編集者・有本香の【日本国紀】関連ツイートまとめ - Togetter

 

まず、「日本国紀(当初はタイトル未定)」の執筆を開始した、と百田氏からアナウンスがあったのは、2018年1月9日(火)の虎ノ門ニュース。

出演した百田氏が、 「私ね、今年(2018年)から日本史を書いている。百田尚樹の日本の歴史。これいいやろ?今は平城京を書いている」と発言。

今年(2018)から、ということなので、最も早い1月1日に執筆が開始された、と仮定して経過日数を追っていくことにしよう。

百田氏が年代順に書いている、とは限らないものの、その後のツイートを見ると年代順に執筆している様子が窺え、年代を前後して書いているようなツイートは見当たらない。

2018年に入ってから書き始めた日本史が、(年代順と仮定すると)1月8日までにすでに平城京まで書かれている、ということにまず驚くかもしれない。

2018年01月

2018-01-09(9日目) 平城京まで。

その後のツイートを見ていくことにしよう。表記のないツイートは百田尚樹氏のもの。

2018年02月

2018-02-16(75日目) 現在、『百田尚樹の日本史』を執筆中。 書きたいことが山ほどあるが、何を削るかで迷う。 ようやく平安時代の終わりまできた。

 テーマの取捨選択で迷っているようだ。わずか8日間で古代~平城京を書いた割にはペースが乱れているようだ。しかし、一気に書くときと書かないときの落差が激しい場合もあるので、そこはいいとしよう。

2018年03月

2018-03-03(62日目) 書き続けている『日本史』、昨夜は元寇を書いた。 未曾有の国難に、命を懸けて戦い、国を守った鎌倉武士たちに感動です!

 2018年04月

2018-04-14(104日目) 執筆中の日本史、ようやく戦国時代まできた。

2018-04-15(105日目) 執筆中の「日本史」、戦国時代で苦労している。

2018-04-19(109日目) 執筆中の日本史、ようやく秀吉の時代までやってきた。

2018-04-27(117日目) 執筆中の日本史、やっと江戸幕府まで来た。

4月の1カ月で戦国時代を書き終えたことを報告。コンスタントに執筆が続いていることが窺える。

しかし5月は少々気になるツイートから始まる。

2018年05月

2018-05-01(121日目) このゴールデンウィークは、日本史を書くぞ!

2018-05-05(125日目) 今、江戸時代を書いている。

2018-05-24(144日目) ついに黒船来航!…何を落とすか何を残すか、私の腕が問われるなあ…

2018-05-27(147日目) 幕末で苦戦。

2018-05-27(147日目) 【編集者コメント】「百田日本史」執筆もいよいよ幕末。難産されていますが、幕末に入り筆力が一層冴えわたっています。(有本香)

2018-05-28(148日目) 現在、黒船から維新を書いている。

2018-05-28(148日目) しかし、日本史は小説を書くようなわけにはいかない。 たった一行書くために、本を何冊も読まなければならない場合もある。 1日かかって、原稿用紙1枚という日も少なくない…

2018-05-31(151日目) 大政奉還から江戸城無血開城

「このゴールデンウィークは、日本史を書くぞ!」とは、「書く(書ける)時」と「書かない(書けない)時」があるということを暗示している。百田氏は多忙だから当然のことだと思うが、それは「実質的執筆期間は、実期間よりも短い」ということを意味する。

 また05-24の何を落とすか何を残すか、私の腕が問われるなあ…も意味深なツイート。コンセプトがしっかりしていれば取捨選択はおのずから決まってくるものと思うし、取捨選択=腕、という発想にも違和感が残る。

有本氏の「幕末に入り筆力が一層冴えわたっています」はどう感じられるだろうか?自身も制作に関わっている作品を読みながら、このような「キャッチ・コピー」のような感想が出てくるものだろうか?

さらに、「日本史は小説を書くようなわけにはいかない。 たった一行書くために、本を何冊も読まなければならない場合もある。 1日かかって、原稿用紙1枚という日も少なくない…」とのツイート。小説と歴史の違いについて語っているが、小説でも筆が進むときと進まないときがあるだろうし、はっきり言って何を言いたいのか理解に苦しむツイート。「苦労して資料を参照しながら書いてますよ」というアピールなのだろうか?

 2018年06月

2018-06-10(161日目) 今、日露戦争の手前です。

2018-06-19(170日目) ついに日露戦争まで書いた。

 ここまで執筆期間は約半年。ここから1905年~1945年まで、わずか11日間で脅威のハイペースを見せる。

 2018年07月

2018-07-01(182日目) とうとう大東亜戦争を書き終えた。…しかし欧米諸国の汚いのも許せない! とくにアメリカの戦争犯罪は悪魔の所業!

2018-07-08(189日目) 気がついたら、またバカ相手にケンカしてた。反省! 執筆中の日本史、今、戦後を書いていて、やりきれない気分になっていたのが原因か… しかし日本の歴史で、戦後を書くのが一番つらい…

2018-07-13(194日目) ようやくサンフランシスコ講和条約まできた。これが締結されて日本は独立できた。 しかし、ここでも腹立たしいことを書かねばならないのはつらい。 社会党日本共産党と左翼知識人たちは、スターリンの指令を受けて「ソ連を含めた全面講和以外は許さない!」と反対したのだ。

2018-07-14(195日目) 昭和40年代まできた。 ゴールが見えてきた。

2018-07-15(196日目) 「日本史」、第一稿完成!! 400字詰原稿用紙に換算して、約700枚。

2018-07-15(196日目) お疲れ様でした! しかし通史を一気に書き下ろすというのは、凄まじいまでのパワーです。そのパワーが王将で養われているのかと思うと、安上がり過ぎ、コスパ良過ぎで、釈然としないところもありますが、ともあれ、素晴らしいお力と内容に敬意を表します。ここから本格的な編集作業がんばります。(有本香)

2018-07-16(197日目) 書き上げた「日本史」の第1稿。 明治維新までが300枚。維新から現代までが370枚。 市販されている日本史とは、バランスが全然違う。

2018-07-18(199日目) 今日から加筆修正と推敲作業に入っています!

戦後は約2週間というハイペース。ツイッターでケンカする余裕を見せながら、2018-07-15(196日目)に第一稿完成のツイート。400字詰原稿用紙に換算して、約700枚というから、1日平均では約3.6枚のペース。

有本氏は、「通史を一気に書き下ろすというのは、凄まじいまでのパワーです」とひと言で褒めて餃子がどうこうと言うが、出版関係者にとってこの超ハイペースは特段驚くことでもないのだろうか?

 2018年08月

2018-08-27(239日目) 「日本史」入稿しました。

2018-08-27(239日目) 400字詰原稿用紙に換算して800枚近くになりました。 字組をどうするかですが、500ページ前後の本になりそうです。

 2018年09月

2018-09-08 初校ゲラの校閲中だが、その間も、私は原稿に手を入れている。 10ヶ所ほど大きく加筆して、自分ではほぼ完璧と思えるところまできた。

2018-09-24 あと、良ければ、神棚用も! 

2018-09-26 こちらこそ、先生には感謝しかありません。プランが動き出してちょうど1年。これほど手応えのある500ページ超の大仕事を、終始楽しくご一緒できたことを心底ありがたく思っています。来月の再校作業もよろしくお願いいたします。

09-24、「読書用、保存用…」と複数購入するというファンに、「神棚用も」と返す百田氏。「日本国紀」を神棚にお供えする行為はここからか?

「プランが動き出してからちょうど1年」ということなので、2017年9月から書き始めるまでの期間は資料の準備に当てられていたのかもしれない。

2018年10月

2018-10-19 『日本国紀』の執筆のかたわら、ボクシングの世界ヘビー級級チャンピオンの歴史を描いた「世界最強の男」を2年以上にわたって連載。 これはもう一つのアメリカ史でもある。 原稿用紙700を超え、ついに次回の原稿で最終回!

2018-10-29 私は日本という国に生まれ、この国で育てられました。 この国で教育を受け、多くの人たちに助けられ、様々な恩恵を受けて、大人になりました。 62歳になり、私はこの国に恩返ししたのだろうかと思い始めました。この豊かな国で、食べて寝るだけの人生ではなかったかと。 『日本国紀』執筆の動機です。

 百田氏は同時期にPHPの「小説・エッセイ」文庫『文蔵』(月刊)に「地上最強の男たち」を連載していた。2018年12月号が最終回になるようだ。

 

10-29には、なぜか当初語っていたことと異なる執筆動機を書いているが、前述のように再び「ケント氏との対談が動機」と言い直している。

 

2018-11-02 『日本国紀』執筆の動機は、昨年ケント・ギルバート氏と対談した時「米国の歴史教科書を学んだ子供たちは皆、アメリカが好きになり、誇りを感じます」という発言を聞いたことだ。 羨ましい!と思うと同時に、なぜ日本にはそんな本がないのだとガッカリしたが、次の瞬間、私が書けばいいのだと思った!

2018-11-02 不快な思いにさせて、大変申し訳ありません。『日本国紀』の執筆には1年かけ、2000時間以上を費やしました。ラストの編集でも120時間以上合宿しました。

  

第一稿完成が07-15、入稿が08-27だから「執筆に1年」はやや不正確。どのように計算したか不明だが、「2000時間以上」と具体的な数字を出しているので、時期に当てはめて計算してみると、

 

❶2018-07-15(196日目。第一稿。700枚)

・一日平均10.2時間、1時間平均2.85枚

➋2018-08-27(239日目。入稿。800枚)

・一日平均8.3時間。1時間平均2.5枚

※どちらも、1日も休まなかった場合。

このペースをどう思うかは、単なる空想小説ではなく、広範囲に複数資料を使って事実確認をしながら書く必要のある「日本通史」であることを考慮して、書籍の執筆経験が方ある方に判断していただきたい。

保守思想 名言集 『民主の害毒』

◎(政治指導者が無知な大衆の要求に屈するとき)、“民の声“は悪魔の声になる。 ーバジョット『英国憲政論』

 

◎教養に対する“無知の支配“となり、知識に対する“数の支配“となる。―バジョット『英国憲政論』

 

◎全体的支配は大衆運動がなければ、そしてそれはテロルに威嚇された大衆の支持がなければ、不可能である。…大衆の信頼なしにはヒットラースターリンも指導者として留まれなかっただろう。―アレント全体主義の起源

 

◎大衆人はただ欲求のみを持っており、自分には権利だけがあると考え、義務を持っているなどとは考えもしない。つまり、大衆人はみずからに義務を課す高貴さを欠いた人間のことである。 ーオルテガ『大衆の反逆』

 

◎衛霊公第十五 子曰 衆惡之 必察焉 衆好之 必察焉

孔子が言った 大勢が嫌うからといって 確認せずに鵜呑みにすべきではない 大勢が好むからといって 確認せずに鵜呑みにすべきではない

 

◎つまらぬ気晴らしを求めたがる欲望、粗野なセンセーションの要求、巨大な見せ物に対する喜び、…物事にたちまち同意してしまうこと、他人の思想に寛容でないこと、褒めたり非難したりするとき途方もなく誇大化すること、…ーホイジンガ『朝の影の中に』『ホモ・ルーデンス

 

◎政治家に至っては、世論を指導するどころか、ひたすらに追随しようと考え、世論に対する気がねが、往々恐怖にまでなって、政治家の行動から一切の安定性を奪いとっている。―ル・ボン『群集心理』

 

選択的夫婦別姓 推進派、支持派の主張

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夫婦別姓で暮らしたい 国会議員に「手紙作戦」で訴える事実婚女性

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夫の姓、むしろ好きだけど……「旧姓」使い続けなければならない理由