我が心、本日も晴天なり

保守の補習時間

ホジャどんのしっぺ返し―トルコの民話

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ホジャどんのしっぺ返し―トルコの民話


 

ギュンセリ・オズギュル さいわ・え

ながた まちこ やく

ほるぷ出版(1983年)

 

 再話(※さいわ。伝承を現代向けなどに書き直すこと)を担当したギュンセリ・オズギュルは画家で、トルコ細密画(ミニアチュール)を学んだだけあって、この本でも細密画を思わせる素晴らしい絵によって、ホジャの名シーンが再現されています。額に入れて飾っておきたいと思わせるほど。

 お話は、「遠くのあかり」と「子どもを産んだ鍋」の二つを組み合わせてひとつにしたもの。どちらも鍋が出てくる話ですから、この組み合わせはなかなかのアイデアです。

 出版した「ほるぷ出版」は、世界の子供に良書を届けたいとの思いから、「ほるぷ国際児童図書選定顧問会議」を開き、

①絵本のテーマは、その国独自の文化・風土を直截に伝え、民族のもつエネルギーにみちた民話・昔話とする。

②その国のオリジナリティーを生かし、かつその創作活動へのはげましの意味から、作家・画家はその国の人達に依頼する。

ほるぷ出版は、その国の出版社と協力して、現地語版と同時に日本語版を刊行し、現地語版製作費の節減、援助を図る。

 などを企画概要としています。とても意義のある企画ですね。

 読者対象は「小学初級以上」。装丁は通常の絵本に準じた大判のハード・カバーです。情操教育に、ぜひおすすめします。